レビューあざっす!
中古が在庫切れボッタクリ価格なので新品を^_^
■Amazonで購入 高野 竜馬
この本に登場する5人の経営者は中小企業のクセに「それをやっちゃあ、おしまいよ」みたいなこと(本業とは無関係な多角経営だったり、弱者に似つかわしくない事業計画や営業手法だったり)に手を染め、潰れそうな経験を皆、赤裸々に語っています。だからこそ、そこから這い上がってきた経営者達の物語はとてもリアルで迫力があります。
珠玉の一文は
「これからネット化が進みますが、ネットでも最後のエンドーユーザーはアナログの人間」
たぶんコロナだなんだで、非対面を謳うビジネスって広がるとは思うんですが、やはり中小企業は接近戦、球際に強くないと生き残れないように思いました。
以下、他にも印象に残ったところを抜粋すると。
・(不動産関連50業種の中で)扱う商品を50分の1の賃貸仲介のみ、さらに半径500メートルの「地域」「客層」も飲食店に絞った時点で、つまり「中州の飲食専門の賃貸不動産屋」では瞬時にオンリーワンになったと思います。
・地域新聞や毎週のチラシ、さらに町内会やPTAや祭りなど、仕事以外の私生活も中州に投入しました。
・一つの作業から次の作業に移るのにそこが何歩なのか。何秒なのか。
・ハガキに比べて文書量の多いニュースレターの内製化は難しい。
・理念は戦略と同じくらい大事。
・「空きがありましたらご連絡しますけど、どうされますか?」
・勉強ではなく「非認知能力」
経営者たちの失敗も成功も肌感覚が伝わってくる一冊です。それは著者の取材力によるもので、「九州ベンチャー大学」(著者主催の異業種交流会)で惜しげもなく情報を発信してきた著者の人間力が経営者たちのホンネを失敗談ともに(この本でしか聞けない情報を)引き出していると思われます。登場する社長さんたちの成功例だけでなく、失敗例に学ぶという使い方もありでしょう。
戦略戦術もまじえて勇気の出る本です。
ただし前作「小さな会社の稼ぐ技術」があまりに素晴らしかったこと、次作でそれを上回る作品を期待する気持ちを込めて評価は敢えて厳しく星4つとしました。
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