■弱い者いじめの法則 ※経営の場合です
日産自動車の業績がひどく悪くなり、フランスのルノー傘下に入ったのは、日産の2倍以上の経営力があるトヨタを攻撃目標にしたためです。三洋電機の業績が悪くなったのも、元をたどれば三洋電機の5倍以上の経営力があるパナソニック松下電器産業を攻撃目標にしたからです。※ロッテリアが40年経ってもダメなのは、大資本ロッテのプライドでずっとマクドナルドのマネしてるから。貧乏脱サラのモスは最初からマクドナルドと差別化で競争せず
上場企業には、組織の上層部に学歴が良くて、戦力をしっかり研究している人が何人もいるにもかかわらず、このようなミスがいくつも起きているのですから、本当の経営陣と言える人が大概社長1人しかいない中小企業では、このような失敗がもっと高い率で起きます。
経営をしていると、つい自社よりも強い会社に対抗心を燃やし、強い会社と同じ商品を作ったり、強い会社のお客を取りに行ったりします。
しかし会社と会社の真の力関係は、ある局面に投入される経営力の「二乗」に比例するので、こうすると見かけ以上に大きな差がつくことから、大概ひどい結果になってしまいます。
ところが双方の力関係が二乗比になるのは見えないので、これに気づかず失敗を続ける人がとても多くなっています。
では、競争条件が不利な会社はどのようにすればよいのでしょうか。
それは、社長が本気で経営をしていないダメな会社を攻撃目標にすればいいのです。社長が公職や名誉職にのめり込み、本業を疎かにしている会社は何社もあります。こういう会社は不良品の発生率が高かったり納期の遅れがいつも起きるので、そこから商品を買っているお客はうんざりしているはずです。
同じく2代目が後を継いだのはいいが、朝の出勤は遅い上に日中もまともに仕事をしておらず、高級車に乗って交際費を多く使っているといった会社もあります。こういう会社から商品を買っているお客は、必要なサービスが受けられず不満が蓄積しているはずです。
人はだれでも対抗心を持っています。これがモチベーションのアップにも結びつきますから、それ自体が悪いものではありません。しかしそれがジェラシーになると、大概自社よりもはるかに大きな会社を攻撃目標にして、ひどい結果になります。
規模は小さいのに負けん気だけはとても強い社長の場合は用心しなければなりません。経営の総点検をするときは、ジェラシーを抑えて冷静な心になるとともに、弱者は攻撃目標と競争目標の分離を図るべきという原則を再認識し、商品の決め方や営業のやり方など、経営の大事なところをチェックする必要があるのです。
自社が業界や地域で2位の場合、1位の強いライバルとは戦わず、3位以下の弱いライバルを叩いてシェアを取るべきです。「弱い者いじめ」が経営では原理原則なのです。※竹田陽一「ランチェスター経営であなたの会社が強くなる」から抜粋意訳
※以下「そごう」のポスターは間違いです。だから倒産したんです。
大逆転は、 起こりうる。
わたしは、 その言葉を信じない。
どうせ奇跡なんて起こらない。
それでも人々は無責任に言うだろう。
小さな者でも大きな相手立ち向かえ。
誰とも違う発想や工夫を駆使して闘え。
今こそ自分を貫くときだ。
しかし、 そんな考え方は馬鹿げている。
勝ち目のない勝負はあきらめるのが賢明だ。
わたしはただ、 為す術もなく押し込まれる。
土俵際、 もはや絶体絶命。
ここまで読んでくださったあなたへ。
文章を下から上へ、 一行ずつ読んでみてください。
逆転劇が始まります。
2.発信手段・媒体
・そごう・西武全15店舗店内でのポスター掲示