<某大手テレビ局の関連会社の石割さん>
10月2日、紀伊国屋書店にて、【「弱者の戦略―人生を逆転する「夢・戦略・感謝」の成功法則】を購入。
2008年3月20日、岩元貴久氏、ターザン山本氏による『成功法則に基づくマーケティングの実践とビジネスを成功させる会話術・文章術』のセミナーの休憩時間に、お声をかけて頂き、初めてお会いする。
それまでに何度かHPを拝見していた九州ベンチャー大学の主催者であることを教えていただき、4月5日に行われた「栢野克己の経営人生計画講座」に初参加。
4月26日には、原田翔太氏の「携帯+ネットマーケティング戦略セミナー」にて朝から夜までぶっ通しで学ばせて頂いた。
セミナー以外でも、栢野さんの事務所にお邪魔させて頂いた際には、実りのあるお話しを聞かせて下さった。
世界一周の旅について、私の仕事(イベント+モバイル)に関して、栢野さんのお知り合いの方について。
栢野さんのブログを知ったのは今年の春だけれど、それからほぼ毎日のようにアクセスさせて頂いている。
書籍、複数のブログ、メルマガ、you tube、2ちゃんねる、とあらゆる媒体で表現されている。
過去から受け継がれる普遍的な考え方やリアルタイムの情報、新聞の連載のように濃い文章と一目瞭然の動画と画像の数々。
多くのことを学び、感動と笑いを与えられ、そして勇気を頂いた。
そんな栢野さんの新著 【「弱者の戦略―人生を逆転する「夢・戦略・感謝」の成功法則】。
先月発刊され、ネット等で購入できることは知っていたのだけれど、なぜかどうしても書店で買いたかった。
わずか数週間だけど、行く先々の書店で探し求めた。
でも、見つけられなかった。
そして、今日のブログで紀伊国屋書店に並んでいることを知り、ワクワクして向かった。
偶然、紀伊国屋書店がある博多駅交通センターで開催される楽天のセミナーに申し込んでいたので、セミナーの前に立ち寄った。
ビジネスコーナーを三周ほどしたのだけど見つけられず、時間がきたのでセミナー会場がある8階に向かった。
そこになんと栢野さんがいらっしゃった。
年間100回以上のセミナーを主催されると同時に、ご自身も同じ数のセミナーに参加されて学ばれているということはブログ等で読んでいたので特別に驚くことではなかったけれど、つい先ほどまで探していた書籍の著者がいらっしゃる、出版されるのを楽しみにしていた本の作者が同じ会場にいる、という意味で純粋に驚いた。
セミナーが終了し、栢野さんにまともな挨拶もしないままに、書籍のある場所を訊ねた。
「仕事術というコーナーにあるよ」
と教えて下さった。
それを聞いた私は、すぐに6階へ降りた。
先ほど見て廻ったコーナーではないところにあった。
何か本当に輝いて見えた。
上から2番目の1冊を手に取り、レジへ。
仕事を早めに切り上げ、自宅へ。
夕食をサッと済ませて、本を開く。
そして今、第二章までを読み終えた。
まだ風邪が完治しておらず、頭がやや朦朧としている。
ここ二週間は、本を手にとってもなかなか先に進まないけれど、約100ページを一気に読んだ。
ありがちで、何のひねりもない表現だけど、
「運命を変える一冊」
に出会った衝撃を覚えた。
今、とくに印象に残っている箇所。
P89
「夢は叶う!できるできる」と叫んでも、元気なのはその場限りで翌日には落ち込んでいる。
「戦略だ!」と勉強しても、やはり速効性がない。「誰でも簡単スグ儲かる!」の小手先「戦術」はわかりやすいが、廃れるもの早い。
「感謝だ!掃除だ!早起きだ!」と言っても、お金は降ってこない。
こうして、ちょっとずつかじっては別な分野を渡り歩く・・・の繰り返し。
この私もそうだった。
しかし、人生に無駄はない。凡人は経験したことで成長する。
P91
天才やスゴイ人は、この「夢×戦×感」を意識せずにやっている。凡人も勉強して行動すれば近づける。間違いない。
ただし、元がない人は時間がかかる。最低十年。さらに、食生活や運動と同じく、サボれば元に戻る。筋肉の衰えと同じく、堕落も早い。
誰でも簡単に成功したい。しかし、企業としての「夢」の実現や「戦略」の実行は、お客様やライバルも絡んでくるので、自分の思うようにはいかない。
「感謝」は簡単なようだが、人は自分のことばかり考える。成功は自分の力を考え、お客様や周囲の他力様を忘れる。思い上がるのが普通だ。「感謝」は自分との闘い。ある意味、ライバルと戦うより難しい。己に克つことが一番難しいからだ。そういう意味で人生と同じく、「夢×戦×感」は永遠の修行だと思う。
P103
しかし、「いつもおいしい、すばらしい」と言われなくては、商売はやっていけない。一度は評判をとって繁盛した店が、いつの間にか人々に捨てられることはしばしばある。ブームが知らないうちに去っていたりする。世の中はそういうものだ。諸行無常である。
この諸行無常の中で、変わらずにお客様に支持されていくためには、つまり有恒、恒に有るためには、積極的に自ら変わっていくしかない。変わらないために、自ら変わっていくしかないのである。
「もう本屋に行かなくて済む」
と言ったら極端だけど、
「この本を身体で暗記するまで読もう」
と思った。
素晴らしい本に出会えた。
栢野さん、本当に有難う御座います。
2008年10月2日。