Amazon■香港のタンザニア人ビジネスマンの生活は、日本の常識から見れば「まさか! 」の連続。交易人、難民、裏稼業に勤しむ者も巻きこんだ互助組合、SNSによる独自のシェア経済…。既存の制度にみじんも期待しない人々が見出した、合理的で可能性に満ちた有り様とは。閉塞した日本の状況を打破するヒントに満ちた一冊。
という切り口で零細商人の日常を描いたエッセイ。オレもマネしようw
香港在住タンザニア商人ブローカーの実態ドキュメントエッセイ本。2019年7月発売で15刷。推定5万部〜ベストセラーで大宅壮一ノンフィクション賞も受賞。
チョンキンマンション(重慶大夏)とは香港の巨大マンション安宿で私カヤノも4-5回泊まった。入口も中も暗くて狭くて黒人中東系がウロウロ。スラム好きなオレでも毎回プチ怖い。
著者は立命館大学大学院の文化人類学教授44歳女性。信州大学卒後、2001年から京都大学大学院でタンザニアの零細行商人のフィールド研究論文。2009年から香港在住タンザニア自営中古車家電衣服携帯ブローカーの研究。京都光華女子大等で非常勤講師。2013年に立命館大学大学院准教授。2019年この本出版。教授に。2020年河合隼雄学芸賞と大宅壮一ノンフィクション賞受賞。大学系キャリアとして大成功中。
読んだが、大学教授の難しい論文でなく、共に重慶大夏でブローカーのボスや仲間と半年過ごした紀行エッセイ。ポエム。17年前からタンザニア行き来でスワヒリ語が話せる。さらに顔も体も性格に丸い女性で相手に警戒心抱かせず飛び込む。
難民申請認定で不法滞在?不法就労?ボスらは香港や広州で安い中古車家電携帯等を仕入れてタンザニアに輸出や口利き紹介ブローカーでマージン紹介料を月数万円〜数百万稼ぐ。零細個人商人が互いに助け合ったり騙したりブローカー模様。女性は白人向け売春で稼いで若い男女を支援とか化粧品ビジネスとか。
互いに信用できないが信用する。イスラム教で一夫多妻。ボスはタンザニア人の美人妻とインドネシア妻にマダガスカルのセックスフレンドも。
先進国のEC専門サイトでなく、SNSで売買やりとり情報交換する。香港で死んだらタンザニアまで皆で寄付し合って100万円弱で遺体を運ぶ協同組合も。先進国で失われた助け合いの素晴らしいビジネス居場所相互助け合いの仕組み習慣があるのだと。
エラソー理論や経営学ではなく、ホンワカ文化人類学的に描くボカすw。のがイイんだね。小説フィクション好きな女子供学生にも。硬派の経営者やビジネスパーソンは読まんだろう。最貧国ブローカーの事例はノウハウにはならん。
世界や日本に来た華僑や和僑やインド人ベトナム人達にもこういう仕組みは普通にあるだろう。海外の日本人会とか。さっきは浅草のイスラム教会前で中東系たむろしてた。
タンザニアは平均年収6万円の後発開発途上国。まぁ最貧国だ。失業率4-6割〜もっと?で就職先少なく、路上販売行商口利きブローカー自営やらざる得ない。子供も物乞いだらけ。途上国では普通だ。それを真面目にレポートしても本は売れん。個人のライフストーリーや人物や生の声を面白おかしく、、なんか困れば文化人類学的に、、プチあざとさを感じる、丸顔ふっくら女性だから許せるw
■この手の元祖本は立教大学栗田教授「アジアで会ったアフリカ人」
しばしば東アフリカの空港で大きな段ボールや荷物を受け取る乗客を見かけることがある。荷物少なく身軽な旅行を旨とする者としては、その荷の多さに首を傾げることが多かったが、本書 こうえきにん がその理由を説明してくれた。彼らの多くが観光客でなく、実は商品を仕入れて帰ってきた交易人たちだったようだ。
2011年発刊の本書はタンザニア人交易人を徹底的に調査し、彼らの商活動や交易ネットワークを実に詳細に描き出している。本書が調査に用いる手法はインフォーマントからの聞き取りである。
I 部では香港、広州、バンコクといったアジアの諸都市で、衣料品、靴、鞄、携帯電話、中古自 動車、化粧品などの買い付けを行うタンザニア人交易人たち、さらにこれらの地域に定住するタ ンザニア人たちと交易人たちが作り上げているタンザニア人コミュニティの様子を描く。多くの 交易人の滞在期間は 5 日〜1 週間、長くても 2 週間。買い付け資金は大抵現金で持参し、出入国 管理上は観光客として扱われる。中には買い付けた商品を海上輸送用のコンテナを利用せずに、 交易人自身が乗る航空機で運ぶものもいる。交易人たちはアジアとアフリカの小売値の価格差を 利用して儲けを得る。買い付け価格の 2〜3 倍の値段で販売すれば、航空旅費、滞在費、貨物輸送費、関税などの必要経費を吸収できるという。
II 部では、交易人たちの活動を通してアジアで買い付けられた商品が、タンザニアのダルエスサラームを結節点とし、遠距離をさらに移動して隣国ザンビアやマラウィの首都にあるマーケットへと、あるいは、やや小規模な形でその他の小売用商品とともに国境付近の地域やタンザニア
国内の地方へと流通していく様子が描かれる。
こうしたタンザニア人交易人が行う交易は、国際的な交易であれ国内交易であれ、交易人個人 が自ら移動し、自らの資金と責任で買い付けと販売を行い、経営も家族・親族形態が多いという インフォーマルな形態を取っている。実はこうした移動は決してタンザニアだけの話ではない。 近年は、他のアフリカ諸国からアジアに向かう人々も増えており、逆の流れでアフリカ諸国に向 かう中国人交易人も増えている。著者によればこうした動きは「地球規模の人々の動きの一端に すぎない」が、人々の移動の詳細は政府の公式文書や統計データからは見えてこない。その意味 で本書は、交易人たちのライフヒストリーを通して人の移動の実像にせまる好著である。
2013年 岸 真由美(きし・まゆみ/アジア経済研究所)
以下は2021年11/5ウオールストリートジャーナル
■ ダルエスサラームのコンド墓地。政府当局者が夜にやってきて、こっそり死体を埋めていた
世界で最も深刻なコロナ隠し、大統領自身も死去
タンザニアのコンド墓地にはコロナが大々的に隠ぺいされた証拠が眠る
The Wall Street Journal
2021 年 11 月 5 日 16:17 JST
【ダルエスサラーム(タンザニア)】東アフリカの当地にあるコンド墓地は、新型コロナウイルス流行が大々的に隠ぺいされた証拠が眠る場所である。
マスクをしないボランティアが穴を掘り、埋葬地を確保するために木を切り倒している。昨年から埋葬する場所は3倍に拡大した。コロナ流行の第1波に見舞われた際、防護服を着た政府当局者が夜にやってきて、こっそり死体を埋めていたと、墓地で働く従業員や遺族は明かす。
墓を掘る作業員によれば、昨年以降、埋葬された人たちに共通していることが一つある。それは、コロナが原因で亡くなったということだ。だが誰一人として、コロナに感染していたとは記録されなかった。家族や市当局者と話してそのことを知ったという。
「ここはコロナ感染者を埋める政府の墓地の一つだが、そう呼ぶことを許されていない」と、この墓地の管理人アリ・サルム氏は言う。「(コロナ禍前は)週に1人くらいを埋葬していたが、ここ1年は1日17人にも達したことがある」
タンザニアはコロナの存在を否定し、その影響は国内にとどまらない。同国がどうコロナを扱ってきたかは、発展途上国の隠された犠牲者を知る手掛かりとなる。
ジョン・マグフリ大統領は昨年、新型コロナウイルスについて、帝国主義の大国が広めている「悪魔の作り話」だと断言した。近隣諸国が国境封鎖に踏み切る中、人口5800万人のタンザニアは開放し続けた。マグフリ氏率いる政府は医師が死因をコロナと登録することを禁止し、マスク着用者には非国民のレッテルを貼った。
経済を開放し続け、選挙を控えて愛国心をかき立てようとしたマグフリ氏は外国人記者の入国を禁止し、ワクチンを拒否した。世界保健機関(WHO)へのデータ提供も拒んだ。コロナについて伝えた報道機関は「デマを流している」として活動を停止され、記者は刑務所行きだと脅された。
今年の春までに、マグフリ氏は死去した。同氏のほか、政界の有力者6人と複数の軍司令官も命を落とした。マグフリ氏の公式の死因は心不全。だが詳細は明かされていない。外交官や専門家、野党指導者は同氏がコロナに感染していたと口をそろえる。
コロナに関するデータ収集をタンザニアが拒否していることは、アフリカ大陸の隠されたコロナ死者数を巡る最も極端な例だ。アフリカ諸国で正確な感染者数・死者数を提供する国はほとんどない。アフリカ大陸の公式のコロナ死者数はわずか22万人(総人口13億人)。一方、人口3億3000万人の米国のコロナ死者数は75万人余りに上る。
数字が低い要因として、人口に占める若者の比率が高いことや換気の良い住環境などを科学者は挙げている。
感染が深刻な欧米諸国と比べてアフリカはまだましだとしても、墓地や遺体安置所の関係者らは死亡率が公式の数字よりもはるかに高いと話す。ウガンダの首都カンパラにある墓地で働く従業員らは、1日当たりの埋葬件数が昨年以降、平均30件に急増していると語った。それ以前は同6件だった。遺族の話から増加分はコロナ感染によるものだという。また、ボストン大学による最近の研究では、ザンビアの首都ルサカにある主な遺体安置所では6月、遺体の87%でコロナが確認された。
データの穴
データの穴を埋めるべく、一部の科学者は「超過死亡」に注目している。超過死亡とは、ある一定期間の死者数が例年と比べてどの程度増えているかを示すものだ。機械学習を使ったエコノミスト誌による最近の調査によると、コロナを原因とする世界の死者数は推計1700万人。これは、公式の数字の3倍以上に上る。世界の死者数は最近、500万人超と発表されている。
ダルエスサラームの病院の外でマスクを売る男性。タンザニアでは、病院はマスクが着用される数少ない場所だ(10月撮影)
この調査でアフリカの超過死亡は示されていない。同大陸では、死因にかかわらず死者数に関するデータが限られている。データサイエンティストによると、アフリカでは、記録されているコロナによる死者数と超過死亡者数の差は、世界的に見ても最も深刻な部類に入る可能性が高い。
WHOのアフリカ地域事務局長、マシディソ・モエティ氏は10月、アフリカでは約5900万人がコロナに感染していると推定されるとした上で、公式に記録があるのは約850万人だけだと明らかにした。
タンザニアのコロナ公式死者数は724人だが、エコノミスト誌の調査は、コロナ感染が拡大し始めてからの超過死亡者数は最大6万9000人と推定している。
タンザニア政府は、自国の国家統計局が発表する数字に依拠するとしている。それによると、2020年5月から2021年6月までの新規感染者・死者数はゼロとなっている。大統領府から保健省に問い合わせるようとのことだったが、保健省は複数回にわたるコメント要請に応じなかった。
高官や医師、遺体安置所の従業員や遺族への取材、そして墓地を調査したところ、コロナ死者数は恐らく数千人規模とみられる。
今年の初めごろ、マグフリ氏の内閣に名を連ねる人物を含む政界の有力者6人と、複数の軍司令官が次々と亡くなった。政府は死因をいずれも呼吸器疾患とした。
3月17日、「ブルドーザー」の異名を持ち、行動的な61歳のマグフリ氏が死去したと発表された。政府は心臓の合併症が死因だと発表した。
マグフリ氏はコロナに感染し、人工呼吸器に1週間つながれて意識不明の状態だったが、その後、呼吸器のスイッチが切られた。政府高官や欧米諸国の外交官、タンザニアの野党指導者らが明らかにした。
マグフリ氏の側近がいまだに情報・治安当局を牛耳っているため、医師や同氏の政策を実行していた当局者らは声を上げることを恐れていると話す。
タンザニアは世界でもワクチン接種率が最も低い国の一つ(10月撮影)
PHOTO: SAMANTHA REINDERS FOR THE WALL STREET JOURNAL
マグフリ氏の後任に就いたサミア・スルフ・ハッサン大統領は徐々にだが国際機関と再び連携し始めており、暫定的にワクチン接種を開始した。だが、コロナが否定されてから1年が経過し、ワクチンに対する懐疑的な見方が広まっていたため、これまでに人口のわずか1.6%しかワクチンを接種していない。世界的にも最低水準の接種率だ。
ワクチン接種場所となっているダルエスサラームの病院の看護師は、閑散とした待合室を指し示し、「今日、接種したのは7人。これでも忙しいくらい」と語った。
「コロナフリー」
「神のおかげでコロナは絶滅した」。マグフリ氏は2020年4月、ドドマ大聖堂でマスク未着用の数百人を前にこう宣言した。「タンザニアはもうコロナフリーだ」。演説はテレビで全国放送された。
その数週間前、マグフリ氏はコロナ対策をやめ、WHOと協議の末に立ち上げた保健省のコロナ対応チームを解散していた。同氏はしばしば化学の博士号を持っていると口にしていた。
大聖堂での演説では、まだ残っている数少ない制限も解除されると述べた。
シェフをしているリチャード・マノンゴさん。家族4人を失い、自身も死にかけた
PHOTO: SAMANTHA REINDERS FOR THE WALL STREET JOURNAL
5月になると、説明とは異なる状況が露呈し始めた。政府を支持する人たちはダルエスサラームで「コロナ祭り」を開催。ダンスやカクテルの提供を約束したチラシが街中に貼り出され、何千人もの人たちが市内の運動場に押し寄せた。
そこから数キロ先の郊外にあるタバタでは、コロナが猛威を振るっていた。シェフをしているリチャード・マノンゴさん(36)は3週間で家族4人を亡くし、自身も死にかけた。
「私たちは皆、同じ家に住んでいる。突然、おじとおば、そして32歳と29歳のいとこ2人が亡くなった」とマノンゴさんは話す。夜通し4人が苦しそうに息をするのが聞こえていたという。病院に連れて行こうとしたら、酸素が不足していると言われた。コロナのような症状のある患者は隔離されていると医師から告げられた。病院のスタッフが感染を恐れて治療できないからだという。
「亡くなると、政府関係者が夜やってきて、遺体を運んで行った」とマノンゴさんは言う。「死亡証明書には『急性肺炎』と書かれていた」
2020年6月、マグフリ大統領は、政府がコロナに関するデータ(感染者・死者数を含む)を前月時点で発表するのをやめていたことを認めた。「国民のパニックをあおっている」からだという。感染増を示す数字は、情報部員が国の研究機関に動物や果物といった人間以外のサンプルを送り、それらが陽性となったことによる誤った検査の結果だとした。マグフリ氏は研究所の責任者を解任し、配下の人物と交代させた。
辞めさせられた研究所の責任者からコメントは得られていない。
政府当局者が称賛する蒸気療法のブースを試す男性(ダルエスサラームで2020年5月)
PHOTO: ERICKY BONIPHACE/AGENCE FRANCE-PRESSE/GETTY IMAGES
ダルエスサラームの病院では、医師たちが、政府がもはや存在しないとする病気だと分かっていながら患者をどう治療したらいいのか格闘している。
「コロナという言葉を使うことは許されていない」。タンザニアで最大の病院であるムヒンビリ国立病院の医師はこう話す。保健省の役人からは、コロナの症状が出ている患者については急性肺炎として記録するよう言われ、他の患者と一緒に治療するよう指示された。
保健省は国民にマグフリ氏が支持する代替治療を行うよう通知した。ムヒンビリ国立病院から約5キロ離れた病院では、コロナウイルスを除去するとされる蒸気療法のために新設されたブースに患者の長蛇の列ができた。国営テレビのコマーシャルは、政府系の研究機関がつくったハーブシロップ「コビドル」の効き目を称賛した。
7月になると、タンザニアのソーシャルメディアで、当局者らが夜にこっそり遺体を埋めている動画が何千ものアカウントによって投稿された。マグフリ氏はコロナに関する報道規制を一段と強化した。ネット上でコロナに関して投稿した個人もしくは団体は最低1800ドル(約20万円)の罰金か、少なくとも1年の禁錮刑とされた。
タンザニア政府は野党系のテレビ局、クワンザTVの免許を取り消した。その理由として、ダルエスサラームにある米国大使館が、コロナ感染のリスクが極めて高いとして同国への渡航に警告を促したことについてインスタグラムで投稿したことを挙げた。
タンザニアの政治専門家によると、マグフリ氏はその年の10月に行われる選挙で大統領2期目を目指す計画がコロナに阻止されないよう細心の注意を払っていた。
マグフリ氏は選挙公約の一つとして、反コロナと反ワクチンを掲げた。「ワクチンは危険だ。白人がワクチンをつくり出せたのなら、エイズのワクチンもできていたはずだ」
不正に対する非難が広がる中、コロナ報道の禁止に従った従順なメディアの後押しを受け、マグフリ氏は得票率84%で勝利した。同氏の勝利はコロナ第2波の始まりと時を同じくしていた。
口を閉ざす医師
2021年の初め頃、政府当局者や軍司令官が相次いで亡くなった中には、マグフリ氏の側近、ジョン・キジャジ官房長官もいた。
コロナの存在をなお否定していたマグフリ氏は、先祖が眠る村チャトに引きこもり、首都に戻ることを拒んでいた。死亡の報道があまりに多く、お悔やみを示すスワヒリ語「ポレ」がツイッターでトレンド入りした。カトリック教会の指導部であるタンザニア司教会議の事務局長、チャールズ・キティマ神父は葬儀の数が急増していると警鐘を鳴らした。2カ月のうちに、神父30人と修道女60人が呼吸困難を訴えた後に死亡したという。
国民のパニックが拡大する中、ドロシー・グワジマ保健相は2月初め、まるで料理番組のような記者会見を開いた。ショウガやニンニク、レモンの入ったスムージーのようなドリンクを飲んで見せ、急性肺炎を撃退する最善策は自然療法だと国民を安心させようとした。
それから2週間後、マグフリ氏は約5カ月ぶりに首都に戻った。
亡くなる少し前のマグフリ前大統領(2月)
PHOTO: STRINGER/REUTERS
WHOのテドロス・アダノム事務局長は2月、タンザニアが「断固たる行動」を取り、コロナに関するデータの収集・共有を再開するよう警告する声明を発表した。
前出コンド墓地の管理人アリ・サルム氏は、増える一方の遺体を埋める場所を確保するために木を切り続けていた。「大統領がコロナは存在しないと言うのを聞くたびに、私たちはぞっとした」とサルム氏は言う。「このうそのせいで、どれだけ多くの人が死んだことか」
2月22日、マグフリ氏はドドマ大聖堂で新たな重大演説を行った。タンザニアでコロナがまだ流行していると認めたのだ。マスク着用を初めて促した。ただし、国内で生産されたマスクだ。「外国製マスクは危険だ」と同氏は語った。
2月27日、マグフリ氏は再びマスクを着けずに公の場に姿を見せた。亡くなった官房長官の後任の就任式でマスクなしで笑い、冗談を言っていた。それが生前最後の公務となった。