■以下は「成功本50冊・勝ち抜け案内」等の著書がある水野俊哉さんのブログより・・
週末に小飼弾さんの「弾言」と、栢野克巳さんの「弱者の戦略」を読んでしまいました。次の本の資料読みに加えて、「お金持ちになるマネー本厳選50冊」の購入者様キャンペーン用の書評もあり、なぜそのような状況で仕事に関係のない本を読んでしまったのかというと、栢野さんのメルマガ(?)の文章に度肝を抜かれたからでしょう。
以下、最初の10行程度のみ勝手に引用しますが
※ このメールは栢野とメール交換した方へ送っています。※不要な方は最後で自動解除できます。
◆元気ですかあ!!栢野です!(狂ってます)
お陰様で絶好調が止まらない。(自分なりの商品・地域・客層で)
たぶん、私は調子に乗って破滅か、早死にします。
が、どうせ死ぬ。様々な人に迷惑もかける。が、それはお互い様。
成功も失敗も好景気も不況も恐慌も凶行も悲劇も奇跡も全部正解。
なんでも正解。なんでも人生。なんでもOK。なんでもクソッタレ。
アイツはイイ。悪い。全部正解。なんでもありが人生だ。
(このままの調子で何十行か続きますが残念ながら割愛します)
恐らく最初の2行程度までは「ランチェスター戦略」のことだと思うのですが、続く文章の意味がまったくわかりません。しかし、なんというか、確かに全体的に書いてあることは物凄く「正解」な気がします(笑)。
あまりの衝撃につい「絶好調ですね」というような意味のメールをしたら、すぐにお返事が返ってきてしまい、「これは本を買わねば」と、そのまま書店へふらふらと歩いていき、なぜかその時、目に付いた小飼弾さんの「弾言」も一緒に購入して週末に読んでいたという状況です。
……栢野さんの本も非常にターゲットが絞られております。ひと言でいうと「人生はいつからでも勝負が賭けられる」「やりなおせる」というメッセージであり、44歳がターニングポイントとなり、成功を掴んだ人がいっぱいでてきます。まさに「人生七転び八起き」というか、「そこまで見せなくても」と読んでいるこちらが目を伏せてしまいたくなるような栢野さんのカッコ悪い人生でも別にいいじゃん! という開きなおり、もしくは悟りに救われる人は私も含めて多いと思います。
ビジネス書・自己啓発書として見ると、知名度や実績で超一流の著者はたくさん存在しますが、負けずにヒットしている辺りは、まさに「ランチェスターの法則」を著作でも実践されています。竹田陽一先生と栢野さんの共著「小さな会社 儲けのルール」を参照すると
ランチェスター 第1法則 攻撃力=兵力数x武器性能
第2法則 攻撃力=兵力数の二乗x武器性能
となり、力の差が2乗となる第2法則は強者の戦略であり「弱者の戦略」は第1法則の方になります。つまり一騎打ちの白兵戦に持ち込むことこそが「弱者の戦略」であり、ターゲットとなる読者に語りかけてくるようなメッセージ性が強い本です。
ちょっと寝不足で散漫な感想になってしまいましたが、「格差社会」といいますが、何らかの組織に属していない無所属の「強者」も存在するということに気づくと、「未来は決して失われていない」という現実がみつかるのではないでしょうか。