169P:私はフリーランスのライターだった。ルポルタージュを書くという仕事を始めたのはまったくの偶然からだった。大学を卒業したら当たり前の勤め人としてどこかの会社に就職するつもりだった。そして実際、卒業の一年前には丸の内に本社を構える企業のひとつに入社が内定していた。しかし、入社の日が私にとって退社の日でもあった。なぜたった一日で会社を辞めてしまったのか。雨のせいだ。私は雨の感触が好きだった。雨の冷たさはいつでも気持ちよかったし、濡れて困るような洋服は着たことがなかった。ところが、その入社の日は長雨が降り続いていた。私の格好といえば、着たこともないグレーのスーツに黒い靴を履き、しかも傘を手にしているのだ。丸の内のオフィス街に向かって、東京駅から中央郵便局に向かう信号を、傘をさし黙々と歩むサラリーマンの流れに身を任せて渡っているうちに、やはり会社に入るのはやめようと思ったのだ、と。この話に嘘はない。ルポルタージュを書く仕事についたのは、やはり偶然からだったとしか言いようがない。就職もしないでぶらぶらしている私を心配して、大学のゼミナールの教官が何か文章でも書いてみないかと雑誌社を紹介してくれたのだ。やってみると意外なほど面白かった。役者の面白さは、何種類もの人生を味わうことができるからと言う。ルポルタージュのライターも、ひとつの世界を知るためにそこに入っていき、そこで生きてみる。束の間の仮のものでしかないが、そんなことを何度でも繰り返せるのだ。アメリカのハードボイルド小説の私立探偵も「私は人々の生活の中に入り込み、また出て行くのが好きなのです。一定の場所で一定の人間たちと生活するのに、退屈を覚えるのです」と。
以上は沢木耕太郎の深夜特急2より。レビューは
■シリーズ600万部の伝説的名著として語り継がれる「深夜特急」だが、この本はあまりにも人を熱狂に駆り立ててしまう。面白すぎる本というのは、中毒症状を起こさせ、時には害にもなるのだ。ぜひ読んでほしい。いや、読んでならない。そんな相反する気持ちが渦巻く危険な本だ。覚悟して読むべし
■40代にはおすすめできない。
読むとアジアへ飛びたくなるから。仕事と家庭を捨てられないオッサンには残酷すぎる一冊。もっと若いときに読めばよかった
オレは47才から深夜特急をスタート。現在68カ国。これからだぜ。で、沢木耕太郎は22才で月刊「潮」別冊に書いた最初の「防人のブルース」(若き自衛隊員の人生ルポ)から注目され、仕事が殺到して断るために26才で「深夜特急」の旅に出た。1年後の帰国後も仕事依頼が殺到。69才の今でも現役の売れっ子。累計100冊以上1000万部?常人じゃない。ルポライター作家として超一流。だから1年ほど旅に出てもいつでも現場復帰で稼げる自信があった。とはどこにも書いてない。夢を壊すから?旅の後には現実が待っている。
を真似して会社を辞めて旅に出て、人生終わった人も数えきれず?オレも似たようなプータローみたいなもんだが、海外で外こもりや帰れない、現代社会に適応できない派遣社員とバックパッカー繰り返し漂流者もたくさん見た。が、人生は一度。イイじゃないか。発展途上国や貧国なら平均給与1-2万円生活者ザラなので、普通の日本人財力ならなんとかなる?
■沢木耕太郎の処女作を読んだ、大宅壮一グループの番頭格だった青地氏は「ルポルタージュは頭の冴えやキラキラした才能だけではやれない。取材相手の心をひらかせる何かを持っていなければならない。沢木がそれを持っていることは明らかであった。もう一つの資質は行動力である。文献を読むだけではルポルタージュは書けない。思いついたらすぐに飛び出し、自分の体で確かめる行動力が要求される。頭だけでなく体でも考えるのだ。沢木耕太郎に会って私は考えた。22歳という年齢でこれだけのものが書け、これだけ条件が揃っている人間に、はじめて会ったということだ。一つ心配なことは、自信に満ちていることだ。自信過剰で破綻しないか。才能は天賦のものだが、これは壊れやすく挫折しやすい。自分の才能に甘えるか、きびしく鍛え上げるか。これが分かれ目である」
■「当時の若い長期旅行者の多くはヨーロッパからアジアを目指した。だが、私はそうしたルートをまったく考えなかった。他人と同じことをするのが嫌だった。誰もがシベリア鉄道でヨーロッパに入り、アジアに下ってくる。それについては多くのことが語られている。行き方も何もかもすべてわかっている。だから安心だという人もいらだろうが、私にはつまらなく思えた。ごく単純に、人とは違うことがしたかった。それがすべての行程をバスで行くというアイデアにつながった。誰もができるけれど、誰もしないような馬鹿馬鹿しいことをしたかったのだ」深夜特急最終便「旅する力」より。が、中2で父からもらった小田実の「何でも見てやろう」に触発されたのは間違いないとも書いている。当時父は58才。自分が読んで息子の沢木耕太郎に渡す時、「こんなだったら、、」と呟いた。それは自分も世界へ行きたかったのか?息子の私にもこうなれと言ったのか。聞かずに死別したのが心残りと。その沢木耕太郎が書いた本で人生変わった人が数十万人はいるだろう。本ってスゴい。
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