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小さな会社の稼ぐ技術
栢野 克己 (Katsumi Kayano) (著)/竹田陽一(監修)/豊倉義晴(取材執筆協力)
2ちゃんに自分の携帯の番号晒したり、JALとモメたり、セミナー参加者との喧嘩動画をアップしたりと、昔から過激派として知られる栢野さんですが、その真髄は『聞く力』にあると個人的には思ってました。
とにかく聞いてくる。しかもそれは、単なる場繋ぎのための話題探しとしてではなく。栢野さん自身の、純粋な好奇心という、内なる衝動によって迫ってこられるので、話すほうもいろいろ話したくなる。
その天然傾聴魔としての栢野さんの新著が本書(画像は電子版)。
本文のほとんどが中小企業の成功事例です。栢野さんのセミナーも事例がほとんどですが、それをより体系的に、唖然とするくらいの豊富な量でまとめてあります。しかもタイトルどおり、中小零細個人レベルの事例事例事例。
そしてそれは、奇をてらったものではなく、ある意味では誰にでもできること。事例として登場される経営者の皆さんの取り組みは、もちろん素晴らしのですが、それを誰にでも実践できるポイントとして引き出しているところが、中小企業コンサルとしての眼を持った栢野さんの力量のなせるところ。
上っ面だけ小奇麗に飾った美談としてではなく、生かつガチの成功事例として取り上げているあたりは、本書が傾聴魔としての栢野さんが収集してこられた、中小企業の成功事例の集大成といえるでしょう。
哲学書まがいの経営本を読んで自問自答もいいですが、これ読めば方法がそこに書いてある。中小企業経営者、個人事業主はもちろん、これから起業・開業しようと考えている人にもすすめたい一冊ですね。
あ、あと栢野さんのこと嫌いな人も、これは読んで損はしません。